第1回 ソマティック・エクスペリエンス (SE)認定プラクティショナー養成トレーニング
こちらのトレーニングは、定員に達しました。
キャンセル待ちをご希望の方は、お問い合わせください。(09・2・28)



ソマティック・エクスペリエンス(SE)とは?

ソマティック・エクスペリエンス(SE)は、米国のピーター・リヴァイン博士によって開発された、画期的なトラウマの短期療法です。リヴァイン博士は、常に危険にさらされているのに、めったにトラウマを受けることのない野生の被捕食動物の研究観察を元に、身体をベースにした非暴力的で自然なトラウマへのアプローチであるソマティック・エクスペリエンスの手法を開発しました。野生動物は危機に直面した際に活性化された高いレベルのエネルギー覚醒を調整し、解放する生来のメカニズムを用いています。こうしたメカニズムによって野生動物はトラウマに対する生れつきの「免疫力」を持っており、この免疫力のおかげで動物は生命の危機に直面してもトラウマを受けずに正常に戻ることができるのです。SEでは、人間がトラウマを受けるのは高度に発達した理性脳がその本能的な調整システムを妨げるためであるととらえ、身体感覚を用いてその本能的部分にアクセスすることで、無理なくトラウマのエネルギーを解放し、トラウマが引き起こすPTSDや鬱、パニック障害や不眠などのストレス反応を効果的・永続的に改善していきます。トラウマを抱えたクライアント・患者・子どもとかかわるすべての援助者、教育者にとって、実践現場ですぐに役立ち、自然災害や事件・事故、手術など、深刻なストレスにさらされた後のトラウマ予防にもすぐれた効果を発揮するメソッドです。
(参考文献・ピーター・リヴァイン著「心と身体をつなぐトラウマ・セラピー」(雲母書房))


参加対象者
・医師、看護師、カイロプラクター、救命救急士
・臨床心理士、心理カウンセラー、精神保健福祉士、ソーシャルワーカー
・マッサージセラピスト、ボディワーカー
・教育者、スクールカウンセラー
・その他対人援助・医療にかかわる専門職従事者

トレーニングの概要 


 トレーニングは米国よりソマティック・エクスペリエンス(SE)シニア・トレーナーを講師に招き、初級・中級・上級の計3年間、6日間のトレーニングを年に2回ずつ、合計で216時間行います。
 3年間のトレーニングを終了し、所定時間のセッション、コンサルテーションを受けた参加者は、米国の本部より、ソマティック・エクスペリエンス(SE)プラクティショナーの認定を受けることができます。(認定プラクティショナーの数は08年現在、米国、カナダ、ドイツ、イスラエルなど世界20カ国で3000人以上にのぼり、年々増え続けています)
 トレーニングは講義と数多くの実習からなり、複数のアシスタントがペア、あるいは3人一組での実習をサポートします。講師による実際のSEセッションのデモンストレーションもあります。
初級トレーニング (6日間の講習を年2回、計72時間)

1年目は、トラウマのメカニズムに対する基本的な理解を構築し、実際にクライアントとかかわる際の基本的なスキルを身につけます。
≪プログラム≫
・トラウマの生理学的基本についての理解
・トラウマの囲い込み、リソース、エンパワーメントについての学習
・フェルトセンスを通じたトラッキング(トラウマの追跡)技術と、滴定(タイトレーション)、連続性の確立についての理解
・防衛的な定位反応、完了と解放の構築についての実習
・創造的な自己調整機能を取り戻すための、トラウマ的一体化のダイナミクス、内的体験の要素(SIBAM)、両極的な体験の統合について
・トラウマ反応を突き止め、それを正常なものとみなし、安定化させるための方法
・再トラウマ化や虚偽の記憶の発生などの落とし穴にはまらないためのスキルの構築
・恐怖を硬直から切り離す方法と、健全な境界を再構築・維持する方法
・トラウマを自己成長につなげ、トラウマの質を変容させるための方法
・すでに行っている他の療法とトラウマ療法を統合する方法
・急性・慢性の症状に対する短期的な解決策の獲得
中級トレーニング (6日間の講習を年2回、計72時間)

2年目は、さまざまなトラウマをカテゴリー別に分け、各分野のトラウマとその原因を研究し、それぞれの症例への対処法を具体的に学びます。

≪プログラム≫
・衝撃性の高い包括トラウマ----手術、感電、幻覚剤によるショック、溺れること、窒息、胎児トラウマ、誕生時のトラウマ、子宮内のストレス、子宮内の侵襲的な医療処置など
・避けられない攻撃----野生動物に襲われること、レイプ、戦争、爆弾、身体的虐待、強盗、近親姦、性的虐待など
・身体的負傷----手術、麻酔、火傷、中毒、入院、刃物や銃弾による負傷など
・身体的な防御の失敗----転倒、衝撃度の高い事故、頭部外傷など
・感情的トラウマ----重度の育児放棄や遺棄、深刻な喪失、継続的な虐待など
・自然災害----地震、火災、竜巻、洪水などや、それらの災害にともなう社会的混乱
・戦慄----事故を目撃すること(特に流血沙汰を見ること)、誰かが虐待されたり、レイプされたり、殺されたり拷問を受けるのを見ること、あるいは自分が誰かを殺傷することなど
・拷問や儀礼虐待----戦争中の拷問、戦時下での繰り返されるレイプ、強制収容所体験、組織的な虐待(薬漬けにされることを含む)など
上級トレーニング (6日間の講習を年2回、計72時間)

3年目は、眼球運動やマッサージ台の上でのボディワークなどを含む、さらに広範囲でのSE療法の応用に加えて、複合トラウマによる複雑な症候群への対処の方法、最先端の精神生理学研究の実際の療法への応用などを学びます。

≪プログラム≫
・さまざまな臨床症候群とトラウマとのかかわりについて
・各参加者の専門領域へのSE理論の統合について
・さまざまなトラウマのカテゴリーに対するSEボディワーク
・トラウマの精神生理学的研究における応用
・セラピーの「極意」について
・子どもと乳幼児に対する療法などの特別トピック
SEプラクティショナーの認定要件

 SEプラクティショナーとしての認定を得るためには、上記の3年間のトレーニングの終了と、3年間で計12時間のSE個人セッション、計18時間のコンサルテーションを受けることが必要となります。
講師

マギー・クライン(Maggie Kline, MS, MFT)
カリフォルニア州公認心理セラピスト、ソマティック・エクスペリエンス(SE)シニア・トレーナー、元スクールサイコロジスト。25年に及ぶ個人・カップル・子どものセラピーの臨床経験を持つ、ゲシュタルト療法、ソマティック・エクスペリエンス、ボディナミクス、EMDRの訓練を受けた身体心理療法の専門家。教師、スクールサイコロジストとしての長年の経験から、特に子どものトラウマ療法に造詣が深い。SEの創設者ピーター・リヴァイン博士とともにSE療法のオーディオ教材の開発にかかわり、米国カリフォルニア、テキサスなどでSE療法家の育成にかかわっている。2004年のスマトラ沖地震の際はSEの緊急支援チームの一員としてリヴァイン博士と共にタイを訪問、トラウマの治療・予防に大きく貢献した。子どものトラウマ予防に関するピーター・リヴァイン博士との共著が2009年春に雲母書房から刊行予定。
オーガナイザー 藤原千枝子(MA, MFT)
カリフォルニア州公認心理セラピスト、ソマティック・エクスペリエンス(SE)認定プラクティショナー、臨床心理士。現在札幌でプレマカウンセリングルームを主宰するかたわら、私立女子校でのスクールカウンセラー、トラウマに苦しむ女性たちのためのグループセラピーなどを行っている。訳書に「心と身体をつなぐトラウマ・セラピー」(雲母書房)。
トレーニング日程

≪初級T・U≫
日時   2009年5月1日(金)〜6日(水・祝) 午前9時半〜午後6時
場所   セラピースペース パレット (東京都新宿区白銀町2−12)
      (地下鉄東西線神楽坂駅より徒歩5分、地下鉄大江戸線牛込神楽坂駅より徒歩7分)
参加資格 上記「参加対象者」をご覧ください。
定員   35人
参加費  18万円(トレーニングマニュアル、通訳、入学手続料込み)
      ※早期申し込み割引 16万円(09年2月28日までに全額振込みの場合)
受付   2008年12月15日(月)〜2009年4月3日(金)(定員に達し次第締め切ります)

申し込み方法

こちらより申込書(A4サイズ2枚)をダウンロードして、所定事項を記入してプリントアウトしたものに署名の上、以下の宛先にご送付ください。その際、ご自分の住所・氏名を記入して80円切手を貼った返信用封筒(長3号)を同封してください。
 
申込書を送付してから1週間以内に、下記の口座まで参加費をお振込みください。
 北洋銀行 東屯田支店 普通 3563200  SEジャパン

 申込書到着から1週間経ってもお振込みが確認できない場合は、キャンセルと見なさせていただきますのでご了承ください。
 いったんお振込みいただいた参加費の返却はできませんが、参加を別の方に振り替えることは可能です(初回トレーニングのみ)。やむを得ない理由によりトレーニングが延期またはキャンセルされた場合は、開催日までに全額を返金いたします。
 参加が確定した方には、その旨メールでお知らせするとともに、4月上旬をめどに参加のご案内をお送りします。
 ※ご自分に参加資格があるかどうかが不明な方は、お問い合わせください。
申し込み・問い合わせ先

 064−0809 札幌市中央区南9条西8丁目 プレマカウンセリングルーム 藤原千枝子
 Tel: 011−532−8080
 
次回以降のスケジュール予定 (いずれも6日間)
初級U・V 2009年9月18日(金)〜23日(水・祝)
中級T・U 2010年ゴールデンウィーク
中級U・V 2010年秋
上級T 2011年ゴールデンウィーク
上級U 2011年秋