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Diary 気まぐれ日記 |
名前の通り不定期の更新です。
06年6月26日
またまた音楽日記。本日、キタラでモーツァルトのオペラ「魔笛」を聴いてきた。本当に、何と素晴らしいオペラだろう。モーツァルトは最晩年のわずか35歳でこの曲を作曲したとは、これじゃまったく長生きする必要なかっただろう(笑)と思ってしまうほどの名曲だ。今夜は、特にザラストロの低音が素晴らしく、夜の女王のアリアも、パパゲーノとパパゲーナのアリアも聴きごたえ抜群。仕事が長引いて最初の20分ほどをミスしたが、それでも最後までニコニコしっぱなしの私だった。サンフランシスコの大きなオペラハウスよりも、キタラで聴くオペラの方がずっと音も良いし、キャストも間近でよく見えて、安い席でもどっぷりオペラにひたれるのもうれしい。札幌に住めるって、何て幸せなことだろう。
06年6月23日
昨日の日記で、ちょっと訂正。さっき友人と話していて気づいたのだが、聖ヨハネの日のヨハネは、ヨハネの福音書のヨハネではなく、洗礼者ヨハネの方だった(笑)。よく考えてみれば、福音書の中のキリストの受難って、夏至ではなく、イースターの頃の出来事だものね(笑)。勝手に勘違いして一人で盛り上がっていた私もおめでたいが、でも良いひと時を過ごしたことには間違いないし、まあ良しとしよう。
何度も言うが、私は全然クリスチャンではない。でもがっちりキリスト教ベースであるシュタイナー教育を学んだので、少し聖書をかじったことはある。その中でも洗礼者ヨハネは私にとって以前から少し気になる存在だった。これを機にまた少し聖書を読み直してみようかしら(笑)。
06年6月22日
あさって6月24日は「St.John's Day(聖ヨハネの日)」である。私は別にクリスチャンではないが、英国でシュタイナー教育を学んでいたときは、聖ヨハネの日にはオイリュトミーの公演や大きなかがり火を炊く催しがあり、夏至の頃を実感したものだ(ちなみにうつに効くとされているハーブ、St.John's
Wort(和名オトギリソウ)は、この頃に花が咲く。一年で一番日が長い頃の太陽を吸収した草花が、気分を上げる手助けになるのだろう)。
何だか最近音楽日記のようで申し訳ないのだが(笑)、今夜札幌の教会でバッハの「ヨハネ受難曲」のコンサートがあるのを知り、ちょっと聖ヨハネの気分(夏至の気分)を味わいたくて行ってみた。本当に素敵なコンサートだった。良い音楽って、ある一点を超えるとある意味音楽であることをやめてしまい、自らが勝手に語り始めるものだと思う。今夜も最初はオケの響きや合唱のハーモニーが気になっていたのだが、途中からただヨハネによるキリスト受難のストーリーにだけ引き込まれていった。合唱の人たちも、歌っているというよりは「語っている」ような感じだった。最後にはまた「歌」に戻っていたが、途中に歌とことば、旋律が本当に一体となった瞬間があったように思う。バッハもきっと満足したことだろう。私もまた歌いたくなってしまった。歌ってほんとに癒されますね。
06年6月10日
音楽三昧第二弾は、昨夜のロシア交響楽団のチャイコフスキー。キタラに二晩連続で通ったのなんて、合唱のリハーサルを除けば今回が初めてである。前半の5番がもう、本当に良かった。やっぱりチャイコフスキーはロシアのオーケストラで聴くに限りますね。以前同じ5番をサンフランシスコで、サンクトペテルブルク響(テルミカーノフ指揮)で聴いた時の大感動を少し思い出した。チャイコフスキーの5番って、CDだと結構暗いのだが、生で聴くとあれほど素晴らしい曲はないと思う。曲が終わりに近づくにつれて本当に希望に満ちた気分にしてくれる。ロシア響の皆さんは、休憩時間に舞台で記念撮影したりして、ほのぼのした雰囲気が何とも良かった。指揮者の西本智実さんは、少し前よりやせたように見えたのが気になったが(指揮者ってほんとに激務だものね)、相変わらずの情熱的で美しい指揮ぶりは健在でした。
ちなみにこの日のアンコールは「アンダンテ・カンタービレ」だった。私としては「くるみ割り人形」あたりなんていいなーと思っていたのだが、これはこれで素晴らしい名曲なので、予想は外れたにしても、やっぱりクラシックの神様はいるのよね・・ということにしておこう(笑)。
06年6月8日
今週は音楽三昧の私。今日はその第一弾として、キタラにピアニスト有森博さんのコンサートに行ってきた。前半は、日中の疲れが出て素敵なロシア音楽をバックにこっくりこっくり至福の時を過ごし(有森さんごめんなさい(笑))、後半はベートーベンやショパンなどのスタンダードな名曲をぱっちり起きて楽しんだ。彼はやっぱりショパンが素敵。ノクターンの時は一瞬、教会にいるのかと思うくらいホールの空気が荘厳な感じがした。
後半の曲を聴きながら、何故か私の大好きなドビュッシーの「月の光」のことが頭に浮かんでいたのだが、アンコールの一曲目が何と、月の光だった。村上春樹がどこかで「ジャズの神様」のことを書いていたが、ひょっとしたら「クラシックの神様」っていうのもいるのかもしれない。
月の光は、8年前にイギリスに留学して間もない頃、オイリュトミーの公演で聴いてものすごく感動し、私が15年ぶりにピアノを再開するきっかけになった曲である。一生懸命練習したのだが、結局完成しないままに終わってしまった(笑)。あの曲すごく難しいんですよね。でもさすが、有森さんの流れるようなドビュッシーはとても素敵だった。有森さんの温かい人柄が伝わってくる、良いコンサートでした。
06年5月30日
先週の木曜日から東京に三泊した。何年ぶりかに会う友人とも会えたし、ワークショップも個人セッションも実りあるものだったし、東京の女性シェルターの調査にかかわるための打ち合わせもできたし、とても有意義な滞在だったのだが、実を言うと、札幌に戻ってほっとしている。あの人の多さと空気の悪さ、テンポの速さには、もう心身がついていけなくなってしまっているからだ。札幌に戻って広い空間に身をおき、深呼吸して、おいしいものを食べて、アマチュアオーケストラのコンサートでフルートを吹いて・・・とやっているうちに、徐々に普段の自分を取り戻しつつある。やっぱり住む場所って大切ですね。
滞在中いつだったか、山手線に揺られながら、この場所で生活している何千万という人々に、心の底から敬服してしまった。あのテンポについていくためには、呼吸を浅く、身体を固くしていないととても自分を守れない。多くの人はそれを無意識に行っている。ある人々は生まれたときからずっと。それってすごいことだ。
もちろん私もかつてはその中の一人だったし、何かのきっかけで東京に戻ればそのうちにそれが当たり前になるんだとは思う。でも今の私にはまず無理である。そうやって日本の中心を支えている多くの人に、札幌から少しでも愛の波動を送りたいと思う。
06年5月22日
札幌春便り
ここ一週間は、春の訪れを満喫する日々だった。札幌の春を少し写真でおすそ分けします。

前回の日記の翌日、中島公園で撮影した桜。たった一日ですっかり散ってしまった木もあって、花の命のみじかさを痛感した。その中でも、まだ美しさを保っていた木から。
北海道は八重桜が美しい。これはその中でも、枝垂桜。
普通の桜よりも遅く咲き、濃いピンク色をしています。
週末、友人に誘われて、札幌近郊の農家まで友人の教え子の子どもたちと田植え体験をしに行ってきた。裸足で田んぼに入りはしゃぐ子どもたち。
もちろん私も入りました。無農薬の田んぼの中を裸足で歩き回るのは最高に気持ちよかった!泥の温かさがいい感じでした。
春の訪れが遅い分、すべてが一斉に芽吹き始める北海道のこの季節の素晴らしさはなんとも言えない。昨日、農家でいただいたトウモロコシの苗木と、大通り公園のライラック祭りでもらったライラックの若木を仲良く庭に植えてみた。成長が楽しみです。
06年5月16日
今日の札幌は、今年初の夏日。道行く人が半袖で歩いているのを見てひとり大喜びしていた私である。今年は本当に春が遅かったが、一挙に7月並みの気候である。
日が暮れて涼しくなってから、一人中島公園へ花見に繰り出した。少し散りかけてはいたものの、満開の夜桜の美しいこと。同じように桜を愛でにやってきた人たちがちらほらいて、皆考えることは一緒なんだなと思った。輪になって宴会を開いている女の子のグループ、一人で写真を撮りながら歩いている外国人の女性、仕事帰りでエプロンをしたままの女性、自転車に乗った男性・・・皆がいとおしく見えるのも、桜の効果に違いない。
満開の桜の下って、独特のエネルギーがある。本当に、桜の花って、他のどんな花とも違う。何だか吸い込まれるように神秘的だ。気づいていたら一時間も、こちらの桜からあちらの桜へと、公園内をさまよい、それぞれの桜の木の下に座ってその波動に浸っていた。年に一度のぜいたくだ。今のうちに桜のエネルギーをいっぱいもらっておこう。
06年5月15日
時差ぼけする暇もないほど超短期間の米国滞在から無事戻り、あっという間に一週間近く経ってしまった。帰国してすぐ通訳やら中学校やら心理士会の研修やらで、時間が飛ぶように過ぎている。忙しいのが大嫌いな私としてはあまり好ましくないペースなので、少し意識的にスローダウンしなくてはと思う。
滞米中に、とても残念なニュースを聞いた。私の尊敬するアイヌ民族の長老萱野茂さんがあちらの世界に旅立たれた。記者時代、彼が国会議員としてアイヌ語で国会質問するのを取材し、彼の人柄の温かさと大きさに触れた。彼に最後のお別れをしたくて先週末、平取町で行われた葬儀に参加してきた。いろんな方の弔辞を聞いて、改めて本当に大きな存在を北海道は失ったんだなと痛感した。アイヌ語とアイヌ文化の復興に生涯をかけて取り組んでこられた彼を失ったのは、アイヌ民族だけでなく私たち全員にとって大きな損失である。
葬儀の帰り道、山道の脇に車が何台か停まっているのを見て、「ああ、山菜採りの季節だなあ」と気づき、私たちも車を停めて喪服のまま山をちょっと歩いてみた。そうしたらすれ違った地元の人が、ビニール袋いっぱいの山菜をくれた。さらに別の場所をぶらついていたら、斜面に結構な量のギョウジャニンニクを見つけた。春真っ盛りの二風谷(萱野さんの出身地)近くで、こんなにたくさんの山の幸に恵まれるなんて、まるで萱野さんからのプレゼントのようだった。悲しいけれど、まだ彼の存在感は私の中に大きく生きていて、別の次元ではいつでも会える、そんな気がした。萱野さん、贈り物をありがとう。
06年5月3日
今日の自閉症とアスペルガーに関しての講座は素晴らしかった。講師の川手鷹彦さんの自閉症観は本当に深くて、随所に笑いも盛り込まれ、能管の演奏までついて、とても中身の濃い2時間だった。これからゆっくりと彼の話を自分の中で消化して、子どもとのワークに備えたいと思う。
という訳で明日からまたアメリカである。今回は現地滞在4日ととても期間が短い上に、朝から晩までスケジュールがぎっしりなので、かなりあわただしい旅になりそうだ。それでも散歩の時間だけはきっちり予定に組み入れている私。札幌はまだまだ寒いので、ベイエリアは暖かいといいのだが。それでは元気で行ってきます。
06年4月30日
私はフリーで気ままに仕事をしている身なので、勤め人とは違ってことさらゴールデンウィークを意識する必要もないのだが、世間のお休みモードに押されたのか、今日は何故か無性に休みの日らしいことがしたくなった。どういう訳かうどんが食べたくてたまらなかったので、家族を説得して車を出してもらい、長沼のおいしいうどん屋さんまでうどんを食べに行った。午後2時に着いたのに、ものすごい行列で一時間も待ったが、休日なので特にあせる必要もなく、のんびりと車中で待ち、午後3時を過ぎてやっとありついたうどんの美味しかったこと。あのうどんのコシを思い出すと、今でも顔がほころんでしまうくらいだ(笑)。
すっかり幸せな気分になり、近くで有機農業を営む友人夫婦の畑を急襲した。ちょうど雨が降り出したので、のんびりとビニールハウスの中で世間話に花を咲かせた。彼らに会うのは、冬に我が家で鍋をつついて以来である。こちらも楽しくて、時間があっという間に過ぎた。
・・・という訳で、急に思い立って行動した割には、なかなか休日らしい楽しい一日(半日?)だった。やはり休みの日はこうでなくっちゃね。みなさんも良いゴールデンウィークを過ごされますように。
06年4月25日
ここのところ、日記を更新するペースががくんと落ちている。何故なんだろうとつらつら考えるに、今月よりスクールカウンセラーを始め、生徒や教師、保護者向けに通信を発行していることも一因のような気がする。他でものを書く機会が増えると、自分の日記の更新がおろそかになるみたいだ。それに、昨年まではどちらかというと内にこもって一人静かに仕事をしていたのに、外に出始めて急にいろいろな刺激が増えたため、なかなか自分を振り返る機会が持てないのもその理由かもしれない。いろんな人と出会うって、とにかく面白いのだ。そして残念ながらそのことについてここには書けない(笑)。
ともあれ、今の暮らしのバランスにはとても満足している。自分一人でやる仕事と、チームの一員としての仕事と、趣味と友人との語らいと、そして時折のカリフォルニアでの充電。合間にいろいろな講座を企画したり、ワークショップを開いたり、ちょっとものを書いてみたり。これ以上欲しいものがない人生って、我ながら幸せである。
・・・ということで、次回の更新がいつになるかはまったく予測不能な私です。楽しみにしてくださっている方、ごめんなさいね(笑)。
06年4月14日
札幌にもようやく本格的な春の兆しである。今日は初めて、日中ストーブなしで過ごすことができた。天気も良かったので、今年初めて自転車に乗って豊平川の河川敷まで行ってみた。雪解けで増水した川面も、ネコヤナギの芽も、いかにも春という感じでとても清々しかった。
春は新しいことの始まる季節である。私も4月になってから急にやることが増えて、日記の更新もままならないのだが、やはり始まりというのは気持ちが改まってよいものだ。欲張らずに、少しずつ自分のやりたいことを積み重ねていこうと思う。
06年4月3日
無事に米国から戻ったが、陽光あふれるサンディエゴから未だにマイナスになることもある札幌への逆戻りはきつかったとみえて、珍しく風邪をひいてしまった。ということでちゃんとした日記の更新はもう少しお待ちください。季節の変わり目、皆さんもどうぞ風邪には気をつけてくださいね。
すごいピンボケですが、今のサンディエゴはこんな感じ。
一応雨期なんだけどね。
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